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ふけ症の症状
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頭のある部分の皮膚が、灰白色の粉をふいたような状態になって、かゆくて掻くと肌が赤くなったり
ただれて分泌物をみるようになります。
乾性と油性とあって、乾性の場合は全く乾いた状態で、頭を掻くと粉のように表面がはがれて落ちます。
油性のものは、油状のつやがあって灰白色のやや厚いかさぶたのようなものがついていて、この場合は
頭のみか前額、鼻なども赤く、脂を塗ったような状態がみられます。
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ふけ症になる原因
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皮脂線の働きが異常に亢進した結果で、貧血や胃腸障害、香辛料の食べすぎなどが誘因となります。
他の人に伝染するようなことはありません。
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治療法としての考え方
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ひんぱんに頭髪を洗う事は避け、ふけ取り剤(おもに有機硫黄剤)を外用し、ビタミンB2やB6などを
内服するとよい場合があります。
一般に頑固に治療に抵抗しますので、いろいろの誘因を確かめて、生活をよく整えることが必要です。
しばしば二次的に湿疹化したり化膿しますので、その場合は、それらの治療を先に行います。。
難治なふけ症は脱毛症を招く事がありますが、ふけ症が治れば脱毛も止まります。
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